小説や文学を読んで欲しい。
でも文章には見向きもしない。
読解力は全ての学習の要。
その力は読書によって培われます。
いやいや読ませるのも逆効果だし。
なにかいい方法はないものか……。
それが、あるんです!
1985年~1990年頃まで流行したゲームブック。
当時夢中になった方も多いのではないでしょうか。
お子様にしてみれば斬新な形式の小説とも言えるでしょう。
ぜひ懐かしくて斬新なゲームブックを親子で堪能して下さい。
いつの間にか眼前に現れた美少女。
少女は主人公である読者に語りかけてきます。
口が耳元まで裂けている事が分かりました。
とても怖い妖怪やおばけなのかも知れません。
あるいは、傷を負った可愛そうな女の子なのかも。
さあ、君ならどうする?
各場面(パラグラフ)毎に読者は選択肢を選ぶことが出来ます。
それにより状況が好転したり、期待はずれになる場合もあります。
最悪の場合、架空の世界で死亡し、ゲームオーバーになります。
でも何度でもやり直せるのです。
常にゲームオーバーになるかも知れない緊迫感の中、如何にハッピーエンドを目指すか。
更にはエンディングも9種類もあるのです。
ぜひ何度も読み返して冒険を楽しんで下さい。
勉強の要となるのは読解力。それには読書が欠かせません。
ところが現代ではあらゆる魅力のあるコンテンツで溢れ返っております。
なかなか子どもたちに小説に興味をもってもらおうと思っても困難ですよね。
そこで今回オススメなのがゲームブック。
レッキとしたゲームなので、読者の操作によりゲームオーバーを迎えます。
別の選択肢を選んで読み進めればよりよい展開に続くかもしれないし、逆に最悪のパターンを迎えることも。
数々の困難を乗り越えて迎えたハッピーエンドには喜びもひとしお。
さらには全部で9種類と言うマルチエンディング。
飽きのこない物語に仕上がっています。
「ゲームなら夢中になって1日中やっている」と言うお子様に、ぜひオススメして下さい。
テレビやマスコミがこぞって報道し、警察まで出動するほどの社会現象になった口裂け女。
噂に尾ヒレがつき、
……と今から考えても小学生には非常に恐ろしい噂となっていました。
2007年には映画が公開され、翌年に続編が作られるほど根強い人気を誇っています。
ホラー映画として女優・役者陣の迫真の演技力に度肝を抜かれた鑑賞者も多かったのではないでしょうか。
口裂け女はホントに実在するのか、それとも幽霊なのか。
2018年にはTwitterで口裂け女が面倒見のいい姐御体質の女性として描かれた漫画がバズりました。
2020年には少年漫画サイトで口裂け女を題材とした恋愛コメディーも展開されています。
1979年の都市伝説から近年まで、口裂け女の人気は不滅なのです。
前述の通りゲームブックは選択肢によって幾らでも展開が変わる小説です。
口裂け女と言えばホラーが主流で、実際本作品もホラーの分岐はあります。
でもそれがメインではありません。
選択肢により苛めの問題や外観がユニークであることの生きづらさにも触れています。
主人公や口裂け少女が死んでしまう分岐もありますが、そうならないように考えて挑戦するところに面白さがあります。
小説として適切な分量で、長すぎず短すぎず、飽きのこない様に最適化されています。
勿論漢字にはルビが振ってあり、これにより読み方を覚えると言う学習効果も期待できます。
相手の気持を慮る優しさも垣間見ることが出来ることでしょう。
教育的な配慮を随所に散りばめましたので、ぜひお子様にお勧めして下さい。